親知らず治療
(検査・抜歯)
親知らずについて
親知らずが気になる方へ
- 親知らず(奥歯)が痛い
- 親知らずは抜いた方がいいの?
- 抜歯治療って痛い?
- どこで抜いてもらったらいいの?
成増さくら歯科には、口腔外科の専門ドクターも在籍しており、さまざまな症状の親知らずの診査・診断と、必要に応じて抜歯治療にも対応可能です。痛みや不安に配慮した診療を心がけておりますので、親知らずについて気になることがございましたら、遠慮なく当院へお問い合わせください。
矯正治療で抜歯が必要なときも安心
歯並びの矯正は、親知らずがあっても治療は可能です。ただし、お口や親知らずの状態によっては、矯正治療で親知らずなどの抜歯をおすすめすることがあります。
具体的には、以下のようなケースでは抜歯をおすすめします。
- 歯を動かすためのスペースを確保したい場合
- 歯並びに影響を及ぼしている原因となっている場合
- いずれ悪い影響を与える可能性がある場合 など
いずれにしても矯正治療を安全に確実に行うためであり、そして患者さまの将来にわたる満足までを見据えてのご提案となります。
当院では、事前にカウンセリングをしっかりと行い、抜歯の必要性や他の方法の選択肢なども丁寧にご説明いたします。お気持ちに寄り添い、ご納得をいただいてから治療を進めてまいりますので、どうぞご安心ください。
親知らずや、抜歯治療について
親知らずとは
「親知らず」とは、前から数えて8番目の奥歯で「第三大臼歯」とも呼ばれています。子どもが親元から離れる10代後半あたりに生えてくることが多いため、その名がついたとも言われています。
親知らずは英語で「wisdom tooth=知恵の歯」とも言われ、また韓国語では「사랑니 サランニ=愛の歯」とも呼ばれ「愛を知る頃に生えてくる歯」という意味を持つとされています。
近年は親知らずのトラブルが増加傾向に
現代人は数十年前の人たちと比べると徐々に顎の大きさが小さくなっていると言われ、4本全ての親知らずがきちんと生えている方は4割にも満たないとの報告があります。
そのため、親知らずが真っすぐ生えなかったり、周囲の歯を圧迫したり、炎症を起こしたりするケースが多いのが特徴です。また、親知らずが歯肉や骨の中に埋まったままのケースもあります(埋伏智歯)。
親知らずのトラブルというと、どうしても痛みが強い印象を患者さまは抱かれると思いますが、成増さくら歯科では痛みのない治療をモットーに掲げておりますので、ご安心いただけたらと思います。
丁寧な麻酔とともに、なるべく痛みがない親知らず治療をご提供できるよう努力しております。
親知らずが腫れる、痛いのはなぜ?
他の歯と同様に、親知らずの周囲の腫れや痛みは虫歯か歯周病が原因である場合がほとんどです。
親知らずの周囲にはスペースがなく、骨や歯ぐきに邪魔されて歯ブラシなどが届きにくいため、多くの方にとって清潔をキープすることは困難です。周囲のプラークが除去できないことによって虫歯や歯周病を繰り返し、いずれはボロボロになってしまいます。
親知らずが生えてきたら一度歯科医に診てもらい、自分のお口に合わせた適切な歯ブラシの仕方や予防ケア方法のアドバイスを受けて、お口の中を清潔な環境に保つことが大切です。
親知らずは抜いた方がいいの?
親知らずは、必ずしも全て抜いた方がいいわけではありません。きちんと噛み合って清掃も十分にできている親知らずは、抜かなくてもいいと考えられます。
親知らずを抜いた方がいい場合は、以下のケースが挙げられます。
1. 親知らずが斜めに生えている
斜めに生えている親知らずは、上手く磨くことが難しく、一度腫れるとその後も繰り返すことが多いです。炎症が悪化すると周囲の骨を溶かしてしまい、他の歯に影響が出る場合もあります。
また、この場合は隣の歯の虫歯リスクが増大することがほとんどです。放置していると、隣の歯まで抜歯しなければいけなくなるケースも非常に多く注意が必要です。
2.親知らずが真横に生えている、骨の中に埋まっている
真横に生えている、特に骨に埋まっている親知らず(埋伏智歯)は、すぐ痛みや腫れが出てくることは多くありません。ただ、そのまま放置していくと隣の歯や骨を圧迫し、将来的に悪影響が出てくることがありますので、抜歯をおすすめする場合があります。
3. 親知らずの隣の歯に虫歯ができている
親知らずの周囲は磨きづらい場合が多く、他の歯に虫歯がない人でも、親知らず周囲にだけ虫歯があるということはよくあります。
基本的に保存できる虫歯は保存することが原則ですが、親知らずの場合、治療が困難であるケースも多く、また、きれいに治療したとしても清掃が難しいため、再度すぐ虫歯になってしまう例が多いのが実情です。
4. 歯列矯正治療などで親知らずを抜く必要がある
親知らずが歯並びに影響を与える原因となっていたり、歯列矯正治療を進める際に親知らずが歯の移動を妨げていることがあります。その場合も親知らずは抜いた方がいいケースがあります。
親知らずを抜かない場合とは
真っ直ぐきれいに生えて、噛み合わせもきちんとしている健康な親知らずは、ブリッジを掛ける歯として使ったり、虫歯などで他の歯を抜くことになった場合に移植する歯として使うこともできます。
親知らずは必ずしも抜かなければならないわけではありません。親知らずの状態によっては、抜かなくて良い場合があります。
ただし、個人では判断が困難ですので、抜歯の必要性の有無についても一度お気軽に歯科医院にいらしてください。
いつ抜くのがいい?
(適切なタイミング)
親知らずを抜くタイミングは非常に難しいのですが、どうしても痛みや炎症が出やすい歯であるため、「親知らずを抜くのであればできるだけ早く」が基本です。10代で親知らずの歯根が完成していない場合は、下顎神経という神経との距離があり、比較的安全に抜歯することが可能です。
また、年齢を重ねるほど骨が固くなってくるため、抜歯に時間がかかり、腫れやすくなったりもします。痛みや腫れをできるだけ小さくするためにも、可能な限り親知らずは早く抜くことをおすすめします。
親知らずを抜歯した後の注意点
抜歯当日は安静に
親知らずを抜歯した当日は安静にし、飲酒、入浴、激しい運動はお控えください。
強くうがいをしない
傷口に溜まった血の塊(血餅)が流れてしまわないよう、強くうがいをしないでください。
抜歯直後の食事
2~3時間は麻酔が効いているため、唇や舌がしびれています。食事は麻酔が切れてから取るようにしてください。また、熱いもの、刺激物は避けてください。
抜歯後の腫れ
腫れは通常2~3日続きます。腫れがひどい場合は、氷などで冷やさず、水で濡らしたタオルで冷やしてください。
お薬の服用
治療後にお渡しする薬(抗生物質、痛み止め)は指示通りに服用してください。
基本的にこれらの注意点を守っていただければ問題はありませんが、もしそれでも痛みが引かない場合などは、お気軽にご連絡ください。
提携医療機関へのご紹介
親知らずの抜歯は、生え方によって難易度がかなり変わります。多くのケースで成増さくら歯科にて対応が可能ですが、特殊な症例や難易度の高い抜歯の場合は大学病院など専門の医療機関にご紹介しております。
当院は精密な検査ができる歯科用CTも備えております。
親知らずの痛みや腫れなどにお困りの方は、まずはきちんと親知らずの検査診断をし、適切な処置法をご案内いたしますので、安心してご来院ください。